ジョンロブの新作、買いはこれだ!──特集:今どき顔のレザーシューズを探せ
クラシックモデルもいいが、新作も見逃せない。ジョンロブの今シーズンのニューモデルをチェックした。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
変わらないもの、変わり続けるもの
ジョンロブは、1863年に英国王室御用達に任命されて以来、「王の靴職人」と呼ばれるなど、イギリスを代表する英国紳士靴の代名詞。今春は、人気の定番であるコインローファーのアッパーに無数のパンチングデザインを施すなど、“攻めた”シューズがラインアップされる。ソールもここ数年で軽量になるなど、クラフツマンシップ溢れる靴作りはそのままに、モダンさに寄り添ったコレクションを展開している。 ■BATH 美しいブラウンサンドスウェードが映える、今シーズンの新色。手袋職人の技術より着想を得たハンドステッチディテールと、足にしっかりとフィットすることで革の柔らかさを直接感じることができる、アンライニングのスウェードを採用。エレガントさと快適さを兼備していた快作だ。 ■LAND 新たに開発した軽量ラバーソール「ヒリーソール」を採用したダービーシューズ。甲部分には手袋からインスパイアされたハンドステッチを施し、骨格に即したライニングにすることで手袋のような柔らかい履き心地を実現している。カジュアルスタイルを格上げするスエードのバイカラー仕上げもポイント。 ■PACE ブランドアイコン的なローファーであるLOPEZのデザインをベースにした、手袋のように柔らかいカジュアルなソフトローファーが新登場。一枚革のアッパーは裏地のない、アンライニング仕様。新開発である反りの良いラバーソールを組み合わせ、アッパーと中底、アウトソールを一度で縫い付けるブレイク製法を用いることで、薄くて軽量な仕上がりになっている。 ■LOPEZ OVAL ブランドのアイコン的なモデルであるコインローファーに、パンチングを施しモダンに進化した新作。同モデルならではのドレッシーかつクラシックなムードに加え、無数に打ち込んだパンチングディテールが、トラッド感漂うブラックローファーにモダンな息吹を吹き込んでいる。 ■WILLIAM NEW STANDARD ダブルバックルスタイルが特徴的な、ジョンロブのアイコンシューズであるWILLIAMが、0015ラストと超軽量のラバーソールを用いてアップデート。新たに採用した爽やかなサンドカラースウェードアッパーが、クリーンで軽やかな印象を与えている。カジュアル&モダンを兼備した優等生だ。 ■ジョン ロブ ジャパン TEL:03-6267-6010
文・オオサワ系 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)