荷物専用の新幹線車両、導入検討 JR東日本、大量輸送を事業化へ
JR東日本が新幹線の座席を取り除き、荷物のみを運ぶ専用車両の導入を検討していることが2日分かった。同社は2025年度にも新幹線による荷物の大量輸送を事業化したい考え。JR各社はこれまでも空席などを活用して新幹線で荷物を運ぶ取り組みを進めてきたが、専用車両の導入が実現すれば初めて。 JR東は、乗客数や貨物の需要などを見極めた上で専用車両を採用するかどうかを判断する方針。荷物の大量輸送は新たな収益源の開拓につながるほか、トラック運転手不足による物流停滞を将来的に緩和させることが期待されている。 専用車両は、乗降用のドアを大きくして荷物の出し入れをしやすくするなどの改良を加える。