岡沢セオン、原田周大のパリ五輪代表がウズベキスタンからオンライン参加 …「すみだボクシング祭り2024」
ボクシング無料体験イベント「すみだボクシング祭り2024」が18日、東京・墨田区のひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で開催され、国内のプロ、アマチュアのトップボクサーも20人以上がイベントに参加。プロからは現役世界チャンピオンを始め、数多くの現役地域王者がトークイベントやミット打ち体験などでファンとふれ合った。 トークイベントには、7月のパリ五輪出場を決めている71キロ級の岡沢セオン(INSPA)、57キロ級の原田周大(専大)がオンラインで参加。ステージ前に設営されたスクリーンから集まったボクシング・ファンに近況を報告した。 この日は遠征先のウズベキスタンから中継をつないだ岡沢と原田。「ここまで2人でキューバ、メキシコ、カザフスタン、イタリア、トルコ、UAEなど世界中を回ってきた」(岡沢)という。ウズベキスタンでは、「ボクサーが1000人くらいいる、ボクシング村」でボクシング漬けの毎日だそうで、この日は合宿の最終日だったという。2021年世界選手権ウエルター級金メダリストの岡沢が大人気だそうで、原田は「町を歩いていると子供たちが集まってきて歩けなくなるくらい、岡沢さんは有名」と驚いていた。 世界選手権での優勝を改めて聞かれた岡沢は「とにかくうれしかった」と笑顔。パリ五輪は2度目の五輪出場となるが「東京で悔しい思いをした。応援してくれた人の期待を裏切ったのが悔しかったので、パリでは応援してよかったと思ってもらえるように頑張ります」と気合十分。22年の全日本王者で、五輪初出場となる原田は「五輪はアマチュアボクサーとして始めてからの夢で、そこへ行けることは光栄。でも、行ってからがスタートライン。どんな感じか、雰囲気も分からないが、挑戦していこうと思う」と言葉に力を込めた。 五輪について、どういうところを見てもらいたいかと聞かれると、原田は「メチャクチャ、動き回っているところを見てほしい」とアピール。岡沢は「誰よりも楽しんでボクシングをしていることに自信があるので、その姿を見て、楽しんでほしい」と訴えていた。
報知新聞社