日本人所属のリーベルが試合中の人種差別行為で6選手退場、4人が逮捕…大問題に発展しクラブも声明「相応の懲罰措置を取っている」
リーベル・プレートの女子チームで大きな問題が発生していた。 アルゼンチンの名門クラブとして知られるリーベル・プレート。女子チームには日本人FW江頭一花(22)も所属している。 【動画】人種差別行為で6人退場、4名逮捕…女子サッカーの試合で大問題発生 そのリーベルだったが、ブラジル・レディース・カップに参加。しかし、21日に行われたグレミオとの試合で大きな問題を起こしていた。 試合は36分にグレミオが同点ゴールを決めたが、その直後に問題が発生。リーベルの選手たちがボールボーイに対して、猿真似のジェスチャーをして大きな問題に。グレミオの選手たちがこれに抗議すると、リーベルの選手たちもヒートアップ。ボールボーイを追いかけ回すなどしていた。 結果として、リーベルの選手6人にレッドカードが提示されることに。これにより選手が足りなくなったため、没収試合となり、グレミオが3-0の勝利となった。 リーベルはこの件を受けて声明を発表。「ブラジル・レディース・カップ2024のグレミオ戦で起こった差別的なジェスチャーについて、絶対的な反対姿勢を表明する」とし、「リーベル・プレートはすでに相応の懲罰措置を取っており、今後もこのような行為を根絶するために努力することをお伝えする」としている。 なお、ブラジル『グローボ』によると、この問題で4選手が逮捕。FWカンデラ・ディアス(22)、DFカミラ・ドゥアルテ(19)、DFフアナ・カンガロ(18)、MFミラグロス・ディアス(24)の4選手がサンパウロ警察署に連行され、刑務所に送られるという。 さらに、大会組織委員会もこの行為を批判。リーベル・プレートを大会から除外するとともに、2年間の出場停止処分を下すことも決定された。
超WORLDサッカー!