大阪桐蔭、〝トーイン対決〟で逆転負け 春冬連覇逃すもCTB名取凛之輔主将「最高の3年間でした」
第104回全国高校ラグビー準々決勝(3日、大阪桐蔭14-26桐蔭学園、花園Ⅰ)大阪桐蔭(大阪第1)は前半3分時点で14ー0としながらも桐蔭学園(神奈川)に逆転負けを喫した。 【写真】大阪第3代表の常翔学園は逆転勝利、5大会ぶり4強を決めた 昨季は準決勝で0-25で敗れた前年王者の桐蔭学園の壁にまたもはね返された。大阪桐蔭のSO上田倭楓(いぶき、3年)は「悔しいです」と唇をかんだ。 キックオフからわずか10秒、相手キックをチャージしたWTB須田琥珀(2年)が先制トライ。その3分後にもトライを加え、14点をリードと最高の滑り出しとなったが、キックを巧みに使いながらボールを大きく動かして攻める相手の勢いを止めきれず、前半16分から4連続トライを許して逆転され、力尽きた。 今季は春の全国選抜大会で11年ぶりに優勝。15人制では今チーム結成から公式戦無敗で、集大成となる今大会に臨んだ。目指してきた2018年度以来、6大会ぶり2度目の全国制覇、史上5校目の春冬連覇はならなかったが、CTB名取凛之輔主将(3年)は「最高の仲間に恵まれ、最高の3年間でした」と誇らしげに語った。