韓国・相続税の課税標準と税率を見直し…25年ぶり
【07月30日 KOREA WAVE】韓国企画財政省が7月25日、2024年の税法改正案を発表した。25年ぶりに相続税の課税標準と税率を見直す。1999年から凍結されていた最高税率が50%から40%へ引き下げられ、税負担が大幅に緩和される。 また、相続税の子女控除も5000万ウォン(1ウォン=約0.11円)から5億ウォンに10倍引き上げられ、中間層や多子女世帯の税負担が減る。子どもが2人いれば17億ウォンまで控除を受けることができ、ソウルのマンションについては相続税を払わなくてもよくなる。 まず政府は相続・贈与税課税標準と税率を改善する。課税標準上、最低税率(10%)が適用される額を1億ウォン以下から2億ウォン以下に上方修正。最高税率の50%区間(30億ウォン超過)をなくすため最高税率は40%、課税標準は10億ウォン超過にそれぞれ低くなった。 現行の課税標準は1999年の改正以後一度も変更されなかった。経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均相続税の最高税率は26%水準で韓国に比べて低い。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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