若狭高浜病院の事務職員、着服で懲戒解雇 備品の売却益12万円…上司に問われ発覚
独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、本部東京)は11月8日、運営する福井県高浜町の若狭高浜病院の50代事務職員が不要となった備品の売却益12万790円を着服したとして、同日付で懲戒解雇処分にしたと発表した。 同機構によると、事務職員は2022年7月21日~24年2月15日の間、計9回にわたり、鉄製ベッドやエアコンなどの売却益を病院会計に納めず着服した。既に全額返済され、使途は調査中という。 事務職員は同県小浜市内の買い取り業者に持ち込む廃棄作業の担当だった。上司が今年2月、廃棄作業から戻った事務職員に「売却益はいくらになったか」と尋ねたところ、あいまいな返事をしたため不審に思い調査し発覚した。 病院側は4月11日に業務上横領容疑で県警小浜署に被害届を提出した。 管理監督者の病院事務長は口頭で厳重注意を受けた。2人以上で廃棄作業に当たるなど再発防止に努めるとしている。
福井新聞社