上白石萌歌 新しい作品に臨む際のルーティンはプロフィール帳の記入!「自分が役を愛するうえで必要なプロセスになっている」
上白石萌歌さんが、芝居に臨む際の意外なルーティンを明かしました。 2011年、『「東宝シンデレラ」オーディション』でグランプリを獲得し、芸能界入りした上白石さん。2012年にドラマ『分身』で俳優デビューして以来、映画『羊と鋼の森』、ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS)、『教場』(フジテレビ)、『金田一少年の事件簿』(日本テレビ)などさまざまな作品に出演。 【写真24枚】鮮やかな花とともにキュートな表情を見せる上白石萌歌の撮りおろしカットを見る また、2016年から3年にわたり出演した「午後の紅茶」のCMではHYの『366日』やスピッツの『楓』などを歌い、その透き通る歌声が話題に。2017年からは、adieu(アデュー)名義で歌手としても活動しています。 出演する映画『366日』の公開を2025年1月10日に控えた上白石さんにインタビュー。俳優、歌手を目指したきっかけや現場での“好き”、2025年にできるようになりたいことなどを聞きました。
上白石萌歌 活動の原点にあるミュージカル映画『雨に唄えば』
──デビューから約12年。俳優として、歌手としてさまざまな活動をしている上白石さんですが、この仕事をしたいと思ったきっかけを教えてください。 お仕事を始める前からミュージカルを習っていましたし、普段の生活のなかでもよく歌っていましたし、もともとエンタメが大好きでした。 この世界を目指したきっかけの作品は、ミュージカル映画『雨に唄えば』でしょうか。自分の好きな歌とお芝居が詰まっている作品で、大好きだったので何度も見ていて。今でも見直すと、あの頃感じたワクワク感を思い出します。 自分の原点なので、くじけそうになった時に見て、「エンタメが好きだ」「映画が好きだ」という気持ちを再認識すると踏ん張れるんですよね。元気を出したいときにもよく見ますし、自分を支えてくれる大切な作品です。 ──芝居をするうえで大切にしていることやルーティンなどはありますか? 学生時代に、自分の名前や夢、好きなものなどを書き込んで友だちと交換するプロフィール帳がはやったのですが、演じる役としてプロフィール帳を書くことにハマっています。 最近のプロフィール帳は進化していて、将来の夢とか、好きな映画ベスト3のような変わらない項目のほかに、SNSのアカウント名を書くような項目もあるんです。 プロフィール帳ってその人のベースが表れるような気がしていて。例えば、『366日』の美海はどんな映画が好きなんだろう、SNSはやっているのかなという妄想が、自分が役を愛するうえで必要なプロセスになっているなと感じたので、続けています。 ──美海は、どのようなプロフィールになりましたか? 学生時代から通訳になりたいという夢があったので、洋楽を聴いているかな。SNSは、現代だったら裏垢はなくて1つだけアカウントを持っているかもしれないと思うのですが、美海の学生時代は平成なので、SNSの欄は書きませんでした。 この細かい妄想が、役の解像度を上げるうえでも大事になってきますし、楽しいです。それに、今いくつかの役が溜まってきていますが、「この役と前の役ではどう違うんだろう」と、一目でわかる感じがいいですね。