中日戦力外の三好大倫、「まだまだ伸びしろはある」初打席初球安打など好球必打の姿勢売り込む【12球団合同トライアウト】
◇14日 プロ野球12球団合同トライアウト(ZOZOマリンスタジアム) 今年のプロ野球12球団合同トライアウトに参加したのは今季限りで中日から戦力外通告を受けた三好大倫外野手、福島章大投手、上田洸太朗投手ら計45人。スタンドから12球団のスカウト57人が熱い視線を送る中、各選手がアピールにしのぎを削った。 ◆戦力外通告を受けた三好、マルティネスとタッチを交わす【写真】 現役続行を目指し、初球から積極的にバットを振った。合同トライアウトに参加した三好は第1打席、ソフトバンク戦力外の中村が投じた初球121キロの変化球を右前打。5打席の結果は4打数1安打1四球だったが、身上とする好球必打の姿勢を売り込んだ。 「対戦したことのある投手だったので、真っすぐからの対応でいけると初球からいった。久しぶりにヒットを打ったのでうれしかった」。午後の3打席は出塁できなかったが、「真っすぐをしっかり捉えられたので、まだまだできるかなと思います」と前を向いた。 「1番・中堅」で開幕スタメンに抜てきされた今季は、終わってみれば打率2割2分、0本塁打、4打点。シーズン後の戦力外通告に「最初は戸惑ったところもありました」。落ち込む気持ちから抜け出せたのは、今後も野球を続けたいとの一心。「現実を受け入れてやっていくしかない。チャンスがあれば何とか食らいついていきたいという思いでやってきた」と受験を決めた。 「やれることはやった。まだまだ伸びしろはある。まだまだ野球がしたい」。人事は尽くした。あとは吉報を待つだけだ。
中日スポーツ