日本株は上昇、好決算のファストリや金融株が高い-中東懸念は重し
(ブルームバーグ): 11日の東京株式相場は上昇。市場予想を上回る業績計画を発表したカジュアル衣料品大手のファーストリテイリングが買われ、最近の国内金利上昇を背景に銀行や保険など金融株も高い。
三菱UFJフィナンシャル・グループがTOPIXの上昇に最も貢献。指数を構成する2127銘柄のうち1001銘柄が上昇し、953銘柄が下落。保険と銀行が業種別指数の上昇率1、2位を占める。
ただ、中東情勢の緊迫化への懸念から相場の上値は限られている。イスラエルは10日夜に安全保障閣議を開き、イランに対する報復措置について協議した。
市場関係者の見方
東洋証券の大塚竜太ストラテジスト
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Hideyuki Sano, Aya Wagatsuma