『かっこいいブルーインパルス』と『癒しのバラ』から誕生 「どす黒い水」に襲われた人々に希望を与えるオリジナルキャラクターとは
自宅の駐車場で大きな揺れに見舞われ「津波が来るとは夢にも思っていなかった」と当時を振り返ります。 アートカフェShu店主 鶴本修子さん: 「ふとリビングから田んぼを見たらばーっと、どす黒い水に家が丸ごと渦を巻くように押し寄せてきた。もう荒れ狂っている。映画のような光景ですよね」 また、松島基地も被災し、ブルーインパルス1機を含む多くの航空機が津波で押し流される被害が出ました。 その後、復興が本格化するなか、鶴本さんが家を建て替えようとしていた時に出会ったのがバラの雑貨でした。 アートカフェShu店主 鶴本修子さん: 「新しい家には何か雑貨とか気分の上がるものを揃えたいなと思って、通販の雑誌を見ていたときに、バラ雑貨がポンと目に入ってきた。きれい!これ置いたら気分が上がるなって思った」 そして2016年、自宅兼店舗として「アートカフェShu」をオープンさせたのです。 ■人々に癒しと希望を与える存在に 震災後、ブルーインパルスは、「復興五輪」を掲げる東京オリンピックに華を添えるなど、復興をアピールし続けました。 アートカフェShu店主 鶴本修子さん: 「やっぱりすてき、かっこいい。以前は毎日訓練があるときは見れたんです、家の中から」 子どもの頃から身近だったブルーインパルスと、震災後に出会ったバラの雑貨から生まれたブルーローズちゃんは、鶴本さんにとって癒しや希望、元気を与えてくれる存在です。 アートカフェShu店主 鶴本修子さん: 「ブルーローズちゃんはいろんな逆境に耐えながら、いろいろ苦労しながら辛い思いをしながら生きてきたんだけど、笑顔を絶やさずとても前向きで、人々に癒しと希望を与える、そういう子なんです。マグカップとかハンカチとかお土産として親しんでいただけるんじゃないかっていう期待はある」 鶴本さんは、東松島市の新たなお土産を目指して、ブルーローズちゃんグッズのPRを続けます。 ブルーローズちゃんグッズは今後も種類が増える予定です。 アートカフェShuのほか、東松島市内にある「蒼いまちおこしカンパニー」、イオンモール新利府でも販売されています。
東北放送
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