人気急上昇!? J2観客数アップ率ランキング6位。大ピンチ…。客席増加も人が来ない。クラブも試行錯誤
明治安田J2リーグは後半戦に突入し、横浜FCが首位に立っている。好調でファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJ2リーグ全20クラブの今季の1試合平均のホーム観客動員数を集計し、昨季からの上昇率をランキング形式で順位ごとに紹介する。(データは第25節終了時点)
6位:藤枝MYFC 本拠地:藤枝総合運動公園サッカー場 収容可能人数:1万57人 2023シーズン1試合平均:3145人 2024シーズン1試合平均:3712人 前年比:118.03% 藤枝MYFCは、2023シーズンの1試合平均観客数が3145人だった。今シーズンはここまで3712人で、前年比は118.03%である。 藤枝の本拠地・藤枝総合運動公園サッカー場は、昨シーズンは収容人数が5937人だったが、今年バックスタンドが完成したことで、収容人数が1万57人に増加している。しかし、開幕戦のV・ファーレン長崎戦で7243人が入ったあとは思ったように観客が増えずに苦戦。第6節のロアッソ熊本戦では1997人と、2000人を割ってしまった。 観客席は増えたものの肝心の観客数が増えていないことに藤枝は危機感を募らせており、5月末には、ホーム残り11試合で1試合平均5000人の観客動員を目指すと宣言している。さらに、愛媛FC戦、清水エスパルス戦、ジェフユナイテッド市原・千葉戦では招待やノベルティ配布などを行い、1万人規模の入場を目指す「集客重点試合」を設定することも発表した。 この宣言後、ホームゲームを4試合消化して、1試合平均観客数は5111人となっている。「集客重点試合」に設定した愛媛FC戦で9640人が集まったことが大きかったのか、このペースを維持すれば、このランキングでもっと上の順位を目指せるはずだ。
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