全国茶品評会「玉露の部」連覇の八女茶生産者「まさかと思った」…福岡県知事「海外に広げていきたい」
静岡市で開かれた全国茶品評会の「玉露の部」で、2年連続して第1位の「農林水産大臣賞」を受賞した福岡県八女市星野村の八女茶生産者・倉住努さん(63)、とよ子さん(63)夫妻らが服部知事に受賞を報告した。 【写真】八女伝統本玉露を使ったワインボトル入りの商品
品評会は玉露や煎茶などの部門に全国から787点が出品。玉露の部は100点で、香りや滋味などが審査され、倉住さんは最高位の評価を受けた。
昨年12月中旬に県庁を訪れた倉住さんは「(2年連続の受賞は)まさかと思った」と振り返った上で、「後継者不足が心配。(お茶が)高値で売れて、若者にも魅力のある仕事にしないといけない」と進言。服部知事は「生産者が稼げることは非常に重要だ。さらなるブランド化を図り、海外にマーケットを広げていきたい」と述べた。玉露も味わい、「しっかりとしたうまみがある」と笑顔を見せた。