“シャーマン婚”で賛否両論! ノルウェー王室マッタ・ルイーセ王女の現在
王女とデュレクは交際を公にした後「王女とシャーマン」というタイトルで講演ツアーをスタート。当然ながら国民からは「ロイヤルの立場を利用している」という批判の声がまたしても上がった。王女はそれを受け「今後は商業的な目的で“王女”の称号は使わない」と宣言。批判や懸念の声にも負けずに愛を育み、3年後の2022年6月に婚約を発表した。王女は「愛は超越し、私たちを成長させてくれます。この美しい男性と一緒に成長し続けられるのは本当に幸せです」とコメント、デュレクへの愛をためらうことなく激白。デュレクの方も「スピリチュアルなカップルとして、私たちは力を合わせて愛と受容に基づいた世界を作るために人々をサポートしていく。私たちの愛で世界を変える」とコメント。ハーラル5世国王とソニア王妃、弟のホーコン王太子とマッテ=メリット王太子妃も祝福の声明を発表していた。
しかし国王は国民からの批判に対応しなくてはいけないと思ったよう。婚約発表から3か月後に「王女は公務を放棄し、今後王室を代表することはしない」と発表した。さらに「国王は王女が引き続き王女の称号を保持することを決めた。しかし王女とその婚約者が商業活動でその称号を利用することはない」とも。ちなみに国王はその後ノルウェーの放送局のインタビューの中でこの決定について「王女の活動と王室との間に十分距離を置ける解決策に辿り着いた」とコメント。ただしデュレクについては「彼は称号やロイヤルとしての立場をビジネスに利用できない理由を理解するのに苦労していた」「アメリカ人は王室としての称号の意義がわかっていない」と呆れ半分、苦言半分のコメントも口にしていた。
王女の個性が炸裂
公務を引退したり、称号をビジネスに利用していると批判されたりと似たところがあることからマッタ=ルイーゼ王女とデュレクを「ノルウェーのヘンリー王子&メーガン妃」と呼ぶ人も少なくない(男女は逆だが)。でもマッタ=ルイーゼ王女がヘンリー王子たちと明らかに違うのはとにかく個性的で、王室のまねをしているとは絶対に言われないところ。例えばサイファー。ヘンリー王子とメーガン妃は王室時代に作ってもらったロイヤルサイファーを王室離脱後もホームページやレターヘッドに使い、物議を醸しているけれどマッタ=ルイーゼ王女はそんなことはしない。