“シャーマン婚”で賛否両論! ノルウェー王室マッタ・ルイーセ王女の現在
初めての結婚は2002年
プライベートでは2002年にノルウェーの作家アリ・ベーンと結婚、このときに「殿下(Her Royal Highness)」の敬称を失った。とはいえ王女の称号はそのまま保持していたので、このセンター設立時には「王女の称号も返上すべき」という意見が国民やマスコミから噴出した。
王女とアリの間には2003年に長女のモード・アンゲリカ、2005年に次女のレイア・イサドラ、2008年に三女のエマ・タルーラが誕生する。次女のレイアの名前は王女が映画『スター・ウォーズ』のファンだったことからレイア姫から命名。またイサドラは著名な舞踏家イサドラ・ダンカンからとったと王女自身が話している。 王女とアリはノルウェーやイギリスで生活、幸せそうに見える家庭を築いていたが2016年に破局、2017年に離婚する。3人の娘たちの親権は共同で保有することになった。アリは2019年のクリスマスに自殺を図り、この世を去っている。3人の娘たちと王女との関係は極めて良好。王女はインスタグラムで娘たちとのショットも披露している。
王女の新たな恋
王女はアリと破局後、アメリカ人の自称シャーマン(霊媒師)のデュレク・べレックと交際をスタート。2019年5月にインスタグラムで「同じ魂を分かち合った運命の相手と出会ったときにはそれがわかるものです。私は自分の運命の相手に出会えるという幸運に恵まれました」とコメント、デュレクと恋愛関係にあることを明らかにした。デュレクは当時グウィネス・パルトロウやニーナ・ドブレフ、セルマ・ブレアといったセレブのスピリチュアルガイドとして活躍していたけれど、ノルウェー国民はお相手が霊媒師であることにびっくり。デュレクを「胡散くさい」「詐欺師だ」と批判する声が上がり、再び「王女の称号を返上すべきだ」という意見が巻き起こった。
ノルウェー国民がデュレクを警戒したのにはそれなりの理由もあり、霊媒師という職業に対する差別とも言い切れない。その1つがデュレクの逮捕歴。報道によると彼は1991年に放火と不法侵入で有罪判決。1年服役し仮釈放されている。その後も不法侵入や無賃乗車で逮捕されたり、嫌がらせや家賃滞納、脅迫で大家から提訴されたりとトラブル満載。ちなみに大家のことは「黒魔術で殺す」と脅迫したというから怪しさ倍増。また2015年には当時婚約していた男性に暴力をふるったとして逮捕されているので、国民が懸念するのも当然といえば当然である。ちなみに2022年にはコロナを治癒する効果があるという触れ込みでメダイを販売。ノルウェーの消費者保護団体から法律違反だと訴えられ、消費者庁から販売を禁止されるという騒ぎも。