ヨーロッパの古着感さえある〈アー・ペー・セー〉のカレッジ風Tシャツ!
フレンチなアメカジってなんかいいな?︎
ガチガチの王道アイテムには正統派の魅力がある。しかし、違った視点から解釈されたアイテムというのも、また別の味わいがある。たとえば、日本のセレクトショップ。アメリカのショップに追いつけ追い越せとスタートしたはずなのに、最近ではその日本のセレクトショップを模倣したアメリカやヨーロッパのショップが登場。それが1周まわって新しかったりする。 また、タトゥーだらけのアメリカ人が日本の喫茶店文化をリスペクトして淹れてくれるコーヒーが、なんとも繊細だったりとかね。そんな、ちょっとしたヒネリ(やっている本人たちは本気コピーなんだけど)が入ることで、ファッションは新しくなるから不思議だ。 このカレッジ風Tシャツもそんなアイテム。
胸に入ったマークはいかにもどこかの大学にありそうだけど、あくまでもオマージュ。そして、背中の“チャンピオン”っぽいロゴ。この組み合わせって、もしかしたら本家のアメカジブランドにはあまりないかも。この違和感こそが、新しさの要因。そもそもフレンチブランドが作るのだから、まあ、こうなるのも当然といえば、当然の話か。 ※雑誌『Safari』9月号より