一体どこへ行った!? Jリーグを退団した外国人選手たちの去就(4)どうなる? 2部落ちの名門へ、川崎Fを支えた男
今月末に迫った2024明治安田Jリーグの開幕に備え、各クラブはオフの期間中に人員整理を進めてきた。助っ人外国人選手も例外ではなく、昨季終了をもって多くの選手が所属クラブを退団している。その中には既に新天地で活躍している選手もいれば、未だ無所属の選手もいる。そこで今回は、2023シーズンをもってJリーグを去った助っ人外国人選手10人の去就を紹介する。※スタッツは『Transfermarkt』を参照。情報は2月6日時点。
MF:ジョアン・シミッチ(ブラジル) 生年月日:1993年5月19日(30歳) 前所属クラブ:川崎フロンターレ 2023リーグ戦成績:30試合1ゴール1アシスト 現所属クラブ:サントス(ブラジル) 名古屋グランパス、そして川崎フロンターレで活躍したジョアン・シミッチは、この冬に母国ブラジルのクラブでプレーすることが決まった。 アンカーやダブルボランチの一角を主戦場とする同選手は、2019年2月にアタランタ(イタリア)から名古屋へ完全移籍で加入した。名古屋では公式戦通算62試合に出場し、2021年1月に川崎Fへ移籍。同クラブでは公式戦通算109試合に出場し、J1リーグ優勝(2021シーズン)と天皇杯優勝(2023シーズン)の2つのタイトルを獲得している。 川崎Fは昨季終了後の12月10日にシミッチが契約満了に伴い、チームを退団することを発表。貴重な戦力としてチームを支え続けたブラジル人は名門サントスへ移籍することを決断した。 そのサントスは昨季クラブ史上初めて2部に降格。今季は勝ち点を積み重ねて、是が非でも1部昇格を果たさなければならない。左足から放たれる正確無比なパスが今季のJリーグで見られないことは残念だが、名門クラブ再興を目指すシミッチの挑戦を見守りたい。
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