町に幸せを呼ぶ巨大天狗!?暴走する牛鬼!愛媛のちょっと変わった秋祭り
南海放送
今年は秋になっても気温が高く、少し秋を感じにくいですよね。そこで、きょうはチャン4がこれまでに放送した愛媛の秋特集をプレイバックします。きょうは“愛媛のちょっと変わった秋祭り”。何度見ても…仰天です。
清家アナ: 「え!かき夫の皆さんの上を宮司さんが歩いています。背中の上を宮司さんが歩いています」 人が作った道の上を御霊が通る!ニュースch.4は、愛媛の“奇祭”を数々取材してきました。そんな私たちに新たな奇祭の情報が。
やってきたのは愛媛最南端の町、愛南町。伝統の五ツ鹿踊りや牛鬼、四ツ太鼓などが町内を練り歩く南予の秋祭りです。
と!姿を現したのは…これは魚か? 子供たち: 「わっしょい わっしょい」 子供たちが一生懸命何かを引いています。 住民: 「可愛いですよねすごく、愛南町の人気者ですもん。あの鼻の長ーいのがええでしょ。幸せが来ます」
幸せを呼ぶ長ーい鼻。その正体が…こちら!なんと巨大な“天狗”です! 子供: 「おはようございます。長崎天狗です。御花集めに来ました」 愛南町でもこの長崎地区にだけ伝わる長崎天狗、子供たちに引かれ町内を練り歩きます。
ついていくと…突然コンビニへ一直線。なんとその鼻を店内に突っ込みます。 長い鼻で幸せを振りまきながら進む長崎天狗。 よく見ると鋭い歯を持つ大きな口はパクパク。ギョロッと見開いた目はクルクル。
天狗の中を覗いてみると…目と口の動力。それはまぎれもなく子供たちです。 口の動きを担当: 「引っ張ったりするときに手がちょっと痛い」 目の動きを担当: 「鼻突っ込むときとか(に回す)」 目の動きを担当: 「疲れます」
ところでいったいなぜ、ここ長崎地区では巨大な天狗が街を練り歩くのでしょうか? 長崎地区 斉藤武俊区長: 「(作られたのは)40年近く前になるんやけど、それまでは小学生の出し物が何もなかったんで作っていただいた」 40年近く前、町内に住む男性が思いつき、小学生のために製作されたという巨大な天狗。現在の物は3代目だといいます。 小学生の頃 制作に携わった男性: 「(初代は)この鼻が倍くらいあった」