なぜ任意保険とのW加入が必要？ 自賠責保険のみでは不十分な理由とは
任意保険はなぜ必要？自賠責保険だけでは不十分とされる理由とは
バイクを購入する際に悩みがちな出費として、バイク保険への加入が挙げられます。保険や保険会社の種類自体が多いため、どれを選ぶべきなのか分からないという人も少なくないでしょう。 【画像】バイクの保険が自賠責のみでは不十分な理由を画像で見る（10枚） バイクを購入する人の保険としては、自賠責保険への加入が必須。そのため自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれています。 もし加入しないままバイクを公道で走らせると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に加え、違反点数6点が科せられ、即座に免許停止処分となります。 一方で、任意保険は任意であるためライダーの中には、「自賠責保険への加入のみで事足りる」や「任意保険の加入は必要ないのでは」と考える人もいるでしょう。しかし、加入が義務付けられている自賠責保険だけでは、万が一の事故に対応しきれず不十分であると言われています。 いったいなぜ、自賠責保険だけでは保障が十分ではないのでしょうか。
自賠責保険だけでは事故時の補償が十分でないとされる理由として、自賠責保険で保障されるのが「人身事故」のみであるという点が挙げられます。 人身事故とは、交通事故により他人に怪我を負わせたり死亡させたりすること。自賠責保険は、事故の相手への損害賠償として、保険金が支払われることになるという訳です。 つまり、事故によって自身が怪我を負った場合やバイクの修理代、相手のいない単独事故や事故によって物を壊してしまった場合は、保険金支払いの対象外となります。 さらに事故を起こし相手を死亡させてしまった場合、自賠責保険から支払われる保険金は3000万円が限度額。そのため3000万円を超える賠償金が必要となった場合、超えた分は自身で用意をしなければなりません。 以上のことから、事故の内容や怪我の度合いによっては、自賠責保険だけでは不十分であるといわれています。
なお、自分は注意して運転をしていたとしても、巻き込まれ怪我を負っただけでなく、バイクを破損させてしまう可能性もゼロではありません。 そうした場合、相手から支払われた保険金だけでは自身の怪我やバイクの修理までを完璧に行う事ができない可能性もゼロではありません。こうした最悪な状況を避けるために、任意保険の加入が勧められています。 交通事故の賠償金としては、過去には何千万円という賠償金の支払いが必要となったケースもある上に、賠償金は自己破産をしても支払い義務は消えることがないという点も、任意保険への加入が必要な理由のひとつです。 また、任意保険に加入しておけば、基本的には事故をおこした相手との示談交渉を保険会社が進めてくれます。 もしも保険に加入しておらず、自身で相手と直接交渉することで怒りを買ってしまえば、示談とはならず賠償へと発展するなど、交渉をおこなう労力は果てしないものになる可能性も否めません。 交渉の間に保険会社という第三者が介入することで話がまとまりやすくなることもあるため、任意保険への加入の意味は非常に大きいといえるでしょう。
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