不動産で働く "バリキャリ" 女子から、「デンマーク国王の妻」に! 注目度UPのメアリー王妃についておさらい
デンマークに1月14日(現地時間)、新たな国王と王妃が誕生した。それは、52年に及んだ女王マルグレーテ2世の治世が終わることが発表されてからわずか2週間後のことであり、新国王夫妻の結婚からちょうど20年後のこととなった。 【写真】群衆の数に驚き....!国王も思わず涙。デンマーク「新国王」即位の日のベストショット集 そのエレガントなスタイルで、イギリスのキャサリン皇太子妃と比較されることも多いメアリー王妃。即位という特別な瞬間のために選んだドレスが、そのときにふさわしい美しさ以外にも特別な意味を持つものだったとしても、驚くことではない。 以下、メアリー王妃のこの日のドレス、皇太子妃としての人生など、明らかになっているいくつかのことをお届けする。
即位の日のドレスをデザインしたのは?
首都コペンハーゲンにあるクリスチャンスボー城の周辺に集まり、歓声を上げる群衆の前に新たな国王とともに姿を現したメアリー王妃がまとったドレスは、デンマーク出身の35歳のデザイナー、ゾレン・ル・シュミットが手掛けたもの。 肩からのトレーンのように優雅に流れるモックショール、華やかなブローチをあしらったベルトが特徴的なロングスリーブのドレスは、王妃のお気に入りのひとつであるフィット&フレアのシルエット。柔らかくひだの入ったスカートは、ティーレングス(ふくらはぎの中央、またはその少し下までの丈)になっている。 メアリー王妃は2023年5月に行われたイギリスの国王チャールズ3世の戴冠式にも、同じデザイナーのパープルのドレスで出席している。
ロイヤルは、戴冠式に「白」をまとうことが多い?
ロイヤルが戴冠式に「白」をまとうのは、珍しいことではない。キャサリン皇太子妃も、チャールズ国王の戴冠式にサラ・バートンがデザインしたアレキサンダー・マックイーンのフロアレングスの白のドレスを着用した。 また、メアリー王妃はベルトにつけたブローチ以外にも、ルビーのパリュール(ジュエリーのセット)に含まれるイヤリングで、わずかながらこの美しい白のドレスに「赤」をプラスしていた(デンマークの国旗に使われている色を表現したと考えられる)。 さらにその胸元には、「ordensportrættet(ロイヤル・ファミリー・オーダー)」がつけられていた。この勲章は、ダイヤモンドとパールに囲まれた小さなプレートに、マルグレーテ女王の肖像が描かれたもの。上部には、縁に赤いラインが入った白いリボンが付いている。