あっと驚くつっぱり棒2本使いの技、あらゆる空間もすっきり。
つっぱり棒マスターで整理収納アドバイザーの清水さちこさんに、あっと驚くテクニックを教えてもらいました。
2本使いの技。
つっぱり棒は2本を床と平行につっぱれば、棚のように使える。通気性がいいので、しまうものに合わせて選びたい。また、2本の高さを変えてつっぱると、ひっかける、おさえるといったこともできる。置きたいものに合わせて、最適なつっぱりを工夫してみよう。
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「パイプが邪魔な洗面台下も、つっぱり棒ならば、収納スペースを作れます。」
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「洗面台の棚に2本渡して、カチューシャを収納。子どもも選びやすく。」
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「つっぱる高さを前後で変えてカゴに角度をつけて置き、出し入れしやすく。」
つっぱり棒で、こんなところにも!?効率的に収納空間を増やす。
「つっぱり棒は整理道具としてポピュラーですが、使いこなせていない人も多いと感じています」と語るのは、整理収納アドバイザーにして、つっぱり棒に関する専門知識を有するつっぱり棒マスターの清水幸子さん。 「まずは正しく取り付けることからです。ハンガーをかけすぎ、棒がズレ落ちた経験のある人も少なくないはず。向かい合う壁に正しくつけることと、長さの合うものを選ぶこと、耐荷重を考慮することが基本です。商品に表示されている耐荷重はいちばん短い状態で耐えられる重さであることが多いので、たとえば70cmの幅につっぱる場合、50~80cmのつっぱり棒より60~90cmで使えるつっぱり棒のほうがより重さに耐えられます」 つっぱり棒はデッドスペースを生かして収納量をアップしたり、空間を仕切ったり、2本使いすれば簡易的な棚を作ったりもできる。 「たとえば引き出し内やロッカーの中など、スペースと収納したいものにぴったり合うサイズのケースを探すのは意外と難しいもの。その点つっぱり棒ならばミリ単位で調整でき、ジャストフィットさせられます。自分らしく分類できる、いわば多様性のある収納用品といえると思います」 収納家具を買うより安価で、取り付け時は壁に穴を開けたり接着剤も使わないので、賃貸住宅でも安心。また、手軽に設置し直せるのもメリット。 「生活が変わって、収納するものが増えたり減ったりしたときや、引っ越しをしてものの配置が変わったときにも設置場所を気軽に変更できます。使用例をたくさん紹介しますので、あるといいな、と思った場所に自由な発想でつっぱってみてください」