国宝の指定目指す「丸岡城天守」をピッカピカに!地元の児童が恒例の大掃除 坂井市平章小学校【福井】
福井テレビ
坂井市内の小学生が、毎年恒例となる丸岡城の大掃除を住民らと一緒に行いました。児童たちは雑巾が真っ黒になるまで天守を磨き上げました。 「お天守ぴかぴか運動」と銘打った丸岡城天守内の清掃活動は、子供たちに丸岡城への親しみと大切にする心を持ってもらおうと、「丸岡城天守を国宝にする市民の会」が、まちづくり協議会らの協力のもと毎年行っています。 9日は、城のふもとにある坂井市立平章小学校の5年生の児童約50人が参加し、3班に分かれて各階の掃除をしました。 児童たちは、床を何度も雑巾がけしたり柱や手すりなどを一生懸命拭いたりして汚れを落とし、「丸岡城が思ったよりも汚れていてやりがいがあった。掃除出来て心が洗われました」「柱の後ろが一番汚れていた。そこをきれいにできてよかった。もっときれいにしたい」などと話していました。 丸岡城天守を国宝にする市民の会の大濃孝尚事務局長は「50年後に国宝にしたいという気持ちがある。そういった50年後の世界を見ることができるのは今の子供たちなので、この活動を通して丸岡城を大切にすることを後世に伝えてほしい」と訴えます。 児童たちは地元が誇る丸岡城を、白かった雑巾が真っ黒になるまで、ピカピカに磨き上げていました。
福井テレビ