家計管理に「毎月のリセット」が必要なワケ
新年がはじまると、多くの人が家計を立て直そうと、野心的で大きな決意をするもの。支出を削減する、借金を完済する、退職金を2倍にする、などが当てはまります。 しかし、このような新年の抱負は、スケジュールや規模が曖昧であるため、失敗に終わることが多いのです。 2月になると、生活に支障をきたすようになり、ほとんどが頓挫してしまうでしょう。年に一度完璧を求めた目標を立てるよりも、もっと良い方法があります。 それは、「毎月、家計管理を見直す」こと。そうすることで、月の初めか終わりに家計を見直し、次の30日間の現実的な目標を設定する、自然な節目となるでしょう。 毎月行なうべきアクションとその具体的な内容を解説します。
数字を把握する
まず、毎月の収入と支出を把握することをおすすめします。 税引き後の収入と毎月の支出を把握することは、貯蓄を増やす第一歩です。 また、住居費、食料品、借金返済などの必需品と、外食や娯楽などの嗜好品にどれだけの支出をしているか、どこを削減できるかもわかるようになります。
先月を振り返る
反省の目的は、どのような目標をいつまでに達成し、いくら貯めたいかを明確にすることです。それぞれをできるだけ具体的にすることで、経済的に成功するための準備ができます。 たとえば、今度の旅行のために貯金するなら、目標達成のために毎月決められた金額を積み立てましょう。 経済的にうまくいったことは? 借金を完済したり、貯蓄のマイルストーンを達成したりしたことを祝う。 うまくいかなかったことは? 使いすぎたり、貯蓄を取り崩したりした部分を調べる。 お金に関する感情や態度について日記を書く。数値目標だけに集中するのは短期的には有効かもしれないが、深い意味が欠けていると、息切れする可能性が高くなる。
来月に向けて軌道修正する
十分に振り返りができたら、次に生かすときです。 学んだことに基づいて、必要であれば毎月の予算を調整する。過不足があったカテゴリーを調整する。 休暇や自動車保険代など、来月の大きな出費を前もって計画する。それに応じてほかの支出を調整する。 「クレジットカードの残高を半分にする」など、具体的で達成可能なお金の目標を1つか2つ設定する。
貯蓄を自動化する
考えなくてもお金が貯まるように、自動入金の設定を検討することをおすすめします。 給料が入るたびに、給与口座から貯蓄口座(長期貯蓄や退職金などの投資も含む)への自動振替を設定しておけば、つい使ってしまうこともありません。 あなたの経済状況にもよりますが、毎月または四半期ごとに、この金額を徐々に増やしていくようにしましょう。
ライフハッカー・ジャパン編集部