前検トップタイムに偽りはなかった井上未都

　ボートレース徳山のG3「徳山オールレディース」は初日が終了。前検1番時計6秒86をマークした井上未都（みと、22＝福岡）が、1走目の4Rを5コースからグググッとのぞいて捲り差し。バックに向くと一気に首位へ躍り出た。3連単配当は4万160円と、初日の最高配当を演出した。 　「エンジンはいいです。足合わせをしている感じからしてもデビュー以来、たぶん一番いいと思います」とタッグを組む40号機に賛辞を送っていた。 　また「1マークは全部捲る気で行ったけど、2番（実森美祐）が伸び返してきたので。でも、落として行きたいところにいけたし、操縦性もいいのかも。それに前なら、そのまま行って飛ばされていたけど、捲り差しに切り替えができたし、ちょっとずつですが成長できているのかも」と展開を見極める視野が広がっている様子だ。 　「前節（9月29日～10月4日の大村スポニチ杯）で初めて準優に乗れました。今節は優勝戦に乗りたい。エンジンがいい分、回転が出ていて回り過ぎで乗りづらかったので、ペラをやっています」。ベスト6という目標実現へ歩みを止めることはない。 　6号艇の3Rと3号艇の8Rに登場する2日目も“ボート界のミトちゃん”から目が離せない。