（左から）ポム・クレメンティエフ、ベネディクト・カンバーバッチ、エヴァンジェリン・リリー

　幕張メッセにて開催中の「東京コミックコンベンション2023」（以下、「東京コミコン2023」）。12月8日のセレブ・ステージでは、エヴァンジェリン・リリー、ポム・クレメンティエフ、ベネディクト・カンバーバッチの3名が登壇した。 【写真】ベネディクト・カンバーバッチら 撮り下ろしカット（30枚） 　最初に登壇したのは、『LOST』『アントマン＆ワスプ』など多くの代表作を持つリリー。会場の遠くまで見渡しながら、集まったファンに笑顔で手を振った。 　リリーは、「日本に戻ってこられて嬉しく思っています。前回は、『アントマン＆ワスプ』のプロモーションで大阪に来させていただきました。東京のみなさんに招待していただいてありがたく思います」と挨拶。 　その後は、事前にファンから寄せられた質問に答えるQ&Aセッションの時間となった。代表作にちなみ、「『LOST』の無人島と、『アントマン＆ワスプ：クアントマニア』の量子空間ならどちらに住みたい？」という質問が読み上げられると、「『ホビット』の中つ国も加えていただきたかったです」と、自身がタウリエル役を演じた『ホビット』をアピール。「では、3つのうちでは？」と尋ねられると、「中つ国」と即答した。さらに、リリーが「『ホビット』ファンいる？　声をあげて！」と観客を煽ると、会場からは大きな声援が送られた。 　続いて、「MCUでアントマン以外とパートナーになるなら？」という質問には、「難しいけれど、トム・ヒドルストンさんが来てるので、ロキがいいですね」と回答。これまで共演のなかった組み合わせに、ファンからも歓声が上がった。 　さらに、「『アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー』は、ワスプが小さくなって、サノスのガントレットの中に入ったら解決していたのでは？」というMCUファンからの質問には、「もっといいアイデアがありますよ。小さくなって、サノスの耳に入ってから大きくなるんです。どうでしょう？」と独自の答えを発表した。 　続けて、『アベンジャーズ／エンドゲーム』で、女性ヒーローが集合したシーンについて尋ねられると、「MCUのなかでお気に入りのシーンです」と笑顔。「私のほかに13人の女性ヒーローがいて、撮影も楽しかったですが、それ以上にバックステージで顔を突き合わせて喋ったり、子供にFaceTimeをしたりする時間が楽しかった」と裏話を披露した。 　また、『LOST』のケイト役をはじめ、タフな役が多いことについて聞かれると、力こぶを作ってアピール。「中高生の頃は、男の子と一緒に走ったり、サッカーしたり、筋トレしたりするのが好きだったんです。だから、体を動かすのは私にとってすごく自然なこと。私自身も頑固なところがあるので、そこもキャラクターと共通しているかもしれません」と答えた。 　続けて「美しさを保つ秘訣は？」という質問が飛び出すと、日本語で「ありがとうございます」と答えながら、少し照れくさそうな様子。「美しさのもとは喜び、そして感謝です。喜びに満ちた生活を送っていることが、内面からの輝きとして現れると思います」と語り、ファンの存在も貢献していると感謝を述べると、会場からは大きな拍手と歓声が起きた。 　最後に、日本のファンにメッセージを求めらたリリーは、「こんなに素晴らしいファンダムはなかなかありません。私はみなさんの日本的なスタイルが好きです」と笑顔を見せた。