「お金持ちや成功者が嫌い」…あなたが金持ちになれない理由は「お金のメンタルブロック」のせい
三凛氏のコーチング受講生においても、お金のメンタルブロックを外し、稼ぐことの意義に気づいた人から、お金の不安がなくなり、人生の可能性が広がっていくのだという。 「そもそも、メンタルブロックがかかった状態で自分の人生の可能性を思い描いているので、本来のポテンシャルからすると、とても小さな夢だったりします。 メンタルブロックを外すことで、目標に向けて前向きに取り組めるようになり、自信もついてくるので、自然と人生の可能性が広がり、夢も大きくなっていくのです」 お金のメンタルブロック外しはメリットしかないように思えるが、ひとつだけ無視できないデメリットもある。それは、人間関係の変化だ。 「お金のメンタルブロックを外すと、まわりの人たちと話が合わなくなります。今の日本には、お金や稼ぐことに悪いイメージを持つ人のほうが多いので、こればかりは仕方がありません」 お金のメンタルブロックが外れた人は、収入を2倍3倍にしようと行動するのだが、今の日本人のほとんどは、毎月の給料の中でやりくりしようと考え、「収入を増やそう」という発想はしないのだと三凛氏。 しかし、まわりと話が合わなくなり、友人が減ることを覚悟してでも、お金のメンタルブロック外しをしてほしいと話す。 ◆「お金を稼ぐこと」は素晴らしいこと 「個人的な意見なのですが、お金のメンタルブロックを外すことで、働くことへの喜びを感じてほしいと思っています。 さまざまな調査からも、他の主要国に比べて日本人は、お金を稼ぐことや働くことに対して消極的だとわかっています。『働いたら負け』という言葉が流行するくらい、働くことに疲弊しているのでしょう。 しかし、他の主要国や発展途上国では、大多数が働くことに積極的ですし、自分の将来や国の未来に対しても前向きです。 『言うは易く行うは難し』とは言いますが、少しでも多くの人にお金のメンタルブロックを外していただき、働くことを楽しいと思い、お金を稼ぐことを素晴らしいと感じ、みんなで明るい未来を作っていける。そんな強い国になってほしいですね」 物価高騰に増える税負担、年金問題のほかに少子化や高齢化など、さまざまな経済的不安要素を抱える日本。そんな中でアメリカ大統領選も終了し、世界的に大きな変化が予想される。個人での資産確保は、ますます重要となっていくだろう。 取材・文:安倍川モチ子 WEBを中心にフリーライターとして活動。また、書籍や企業PR誌の制作にも携わっている。専門分野は持たずに、歴史・お笑い・健康・美容・旅行・グルメ・介護など、興味のそそられるものを幅広く手掛ける。
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