「負けるわけにはいかないんだよ、まだ!」世羅りさが鈴季すずとの姉妹対決を制して哀愁と覚悟を吐露
世羅は自身が勝利したことが信じられないといった様子で指を3本立てながら何度もレフェリーに問う。その後はすずに歩み寄って二言三言の会話を交わし、人差し指を突き立て合って再戦を誓った。 バックステージに戻ったすずは「世羅、お前ちょっと元気になりすぎじゃねーか?お前最近疲れてんのかなと思ってたけど、あのときの世羅りさだったよ。あのときの鈴季すずが憧れた世羅りさだったよ。だけど、悔しいからまたやろうよ」と前々日の試合中に体調不良を訴えて棄権し病院直行となった世羅を気遣うような言葉を残しつつ再戦を熱望。
一方、世羅は「勝った。勝ったわ……。プロミネンスでずっと一緒にやってきてシングルをしたのは1回だけ。そのときはデスマッチで30分ドローって結果に終わって。『ここから自分とすずはきっとデスマッチで高め合ってお互いを超えたくて切磋琢磨するんだろうな』って思ってた。2年前までは。でも、こうやってお互い別々の道を歩んで、こうして5★STARという舞台で再びのシングルを組んでもらって。……負けるわけにはいかないんだよ、まだ。すずの年上であり先輩でありお姉さんだと思ってるんで、負けるわけにはいかない。その意地だけで今日勝ったと思ってる。きっとまだ2人はこんなもんじゃない。ぶっちゃけ今日の勝ちはマグレじゃないかと思ってる。自分が一番信じられない。『あのつえーすずに勝ったんだな』って。だからまだやりたいよね。どんなルールとも言わない。フツーのでいいから、すずとはやりたい。やらせてくれよ」と様々なものを孤独に背負い続けてきた人間の哀愁と覚悟をにじませつつ、すずへの熱い気持ちを吐露した。