BD王者のYURA K-1王者の朝久をあおる「けっこうビビってる」 朝久は交渉暴露「オマエがゴネて無理っつったからだろ」
「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ) 2部構成に変更されたうちの前半が「雷神番外地」(後半は「RIZIN.49」)として開催されることが22日、都内で開かれたカード発表記者会見で発表された。 【写真】電撃参戦の朝久泰央「バカにしてたと思うんですけど」 「雷神番外地」は、Breaking Down(BD)の選手が中心となる朝倉未来軍と、平本蓮軍(BLACK ROSE)の全面対抗戦となる。この日は6カードが発表され、出場選手たちがあおり合って一触即発の火花を散らした。 14日のK-1で平本に呼応して参戦表明した元K-1ワールドGPライト級王者の朝久泰央(26)は「はっきり言って俺一人で全員つぶせると思ってます。ぶち殺します」と豪語。 BD14のフェザー級トーナメントに優勝してBDフェザー級王者になったばかりのYURAは「BDのことをけっこう朝久選手とかバカにしてたと思うんですけど、なぜかルールがオープンフィンガー(グローブ=以下OFG)じゃなくて(通常の)グローブなんですけど、皆さんどう思いますか?」と、グローブ着用ルールの是非を観客に問うた。 これに朝久が「オマエ、やりとり全部バラしてもいいんだぞ?オマエが体重でゴネて無理っつったからだろ?オマエ逃がさないためにグローブにしてんだよ」と、裏の交渉を暴露。「そもそもなあ、素人つぶすために朝久出るのダサえって言ってるけど、オマエのことだから。本当のプロの強さ教えてやる。黙って座っとけ」と一喝した。 YURAは暴露には反論せずに「でもKO率低くない?とかけっこう言われてると思うんですけど、OFGだったら絶対KO決着になると思うんですけど。皆どうですか?OFGできないんですか?」と再び観客に問いかけ。観客を味方に付け、OFGができないのはビビりと言わんばかりにあおりにかかった。 朝久は「今からやってやろうか?素手でもいいぞ」と怒り心頭に発した様子で、その後も「OFでやりましょうよ、できないんですか?」(YURA)、「オマエが初黒星がイヤだからそうやって言ってんだろ?いちいちゴネて、いったん逃げただろ、俺から」(朝久)と、互いに自己主張するだけの平行線の言い争いが続き、MCが「裏で話した方がいいと思います」と割って入った。 会見終盤には、RIZIN参戦の理由を語る朝久を、朝倉未来軍の野田蒼(21)が「知名度欲しかっただけやろ?K-1辞める勇気もないんで」とあおり、朝久が「相手するレベルでもないんですけど。オマエK-1に通用せんで下に落ちただけやろ」と、K-1では結果が出せなかった野田をあおり返した。 さらに、またしてもYURAが「K-1最強、ぶちのめすとか言ってるけど、絶対にOFGはやらないってけっこうビビってるところがよく分からないんですけど」と挑発。朝久は「なんなら素手でやってもいいって言ったんですけど」と反論し、「体重とかは全部向こうに合わせてるんでね、こうやって今さらグチグチ言うのもダサいなって思って。オマエプロだろ?都合いいことばっか言ってんじゃない」とまたもや一喝した。 殺伐したあおり合いやユーモラスなあおり合いが続出した会見に、観客は大盛り上がり。朝倉未来は「日本にはないオープンな熱狂の仕方をしててすごい気持ちいいです」と手応えを感じたようで、「BDってけっこう数字持ってるんで、それをきっかけに3部(RIZIN.49)も見てもらって、本物の格闘技も知ってもらうきっかけになったらいいかなと思います。BDに手厳しい格闘技ファン、格闘技おたくの人も、温かい目で対抗戦を楽しんでもらえればと思います」と期待していた。