新型LBXはレクサスならではのコンパクトカーだった!!! 日本にぴったりな400万円台の“小さな高級車”に乗った!!!
レクサスが新たに投入したコンパクトモデル「LBX」の完成度は、想像以上に高かった! 横浜みなとみらい周辺をドライブした小川フミオがリポートする。 【写真を見る】新型LBXの内外装など(228枚) 使い勝手のイイ&安っぽくない室内などに迫る!!!
クオリティが高い!
“サイズのヒエラルキーを超えた”と、謳う新型LBX。発売は2023年11月で、2024年1月に試乗できた。印象をひとことでいうと、いろいろな面でクオリティが高い出来映えだ。 LBXの特徴は、全長4190mmのボディと2580mmのホイールベースの組合せというコンパクトなボディがひとつ。もうひとつは、1.5リッター3気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムだ。 さらに、特徴をつけくわえるなら、運転の楽しさ。クオリティの高いインテリアも、興味をもつ人には魅力的であると思う。ラグジュリアスなコンパクトカーは、以前から世界中の自動車メーカーが挑戦してきたジャンルなので、一定の市場は見込めそうだ。 「レクサス車を乗り次いできたユーザーで、かつ取りまわしのよいモデルがいい、という希望を持つ層がメインターゲットです」 開発を指揮したレクサスインターナショナルの遠藤邦彦チーフエンジニアは、LBXの企画の背景を語る。 「『LS』に乗っていたユーザーでも満足していただけるようなクオリティをインテリアにも盛り込みまして、イメージとしてはラグジュアリアスなスニーカーです」 レクサスといえば、余裕あるサイズの車体も、高いブランドイメージと密接に結びついていた感があるものの、市場では上記のようにコンパクトでクオリティの高いモデルが欲しい、という声が結構あるということだ。LBXは、欧州、アジア、豪州でもニーズが高いという。 クルマ好きというのは、往々にしてデカいクルマかちっちゃいクルマに惹かれる傾向があるように思う(私見)。トヨタ「ヤリスクロス」と基本プラットフォームを共用しつつ、徹底的にレクサス車独自の味つけをほどこされたLBX。凝縮された存在感は、乗る前から気分をアゲてくれるものだ。