切れ長のヘッドランプが特徴的な新型ミライは、将来の水素社会の実現に向けた、新たな出発点となるクルマだ。

トヨタ ミライ（TOYOTA MIRAI） 現行モデル発表日：2020年12月9日 車両価格：726万1000円～861万円 【写真はこちら】 5ドアクーペ風のスタイルだが、独立したトランクを備える4ドアセダン。リアスポイラーも装着する。（全3枚）

ドライバーズセダンへと劇的に進化

市販型燃料電池車「ミライ（MIRAI）」の2代目。SiC半導体を用いたFC昇圧コンバータやリチウムイオン二次バッテリーの採用で、省燃費性能は先代よりも約10％向上した。水素搭載量を約20％増の5.6kgとすることで、先代比30％アップとなる約850kmの航続距離を実現した。 ミライにはGA-Lプラットフォームが用いられているが、水素タンクを搭載するためにそもそも頑強なこのプラットフォームをさらに強化している。2021年4月には従来の運転支援システムをさらに強化し、高速道路や自動車専用道路の本線上の走行を支援する「アドバンスド ドライブ」、スムーズな駐車支援を行う「アドバンスド パーク」を搭載したグレードが追加された。

トヨタ ミライ　主要諸元

●全長：4975mm ●全幅：1885mm ●全高：1470mm ●ホイールベース：2920mm ●車両重量：1920～1950kg ●原動機：モーター ●駆動方式：RWD ●トランスミッション：ー ●WLTCモード航続距離：約750～850km ●乗車定員：5名