「獲得できる立場にある」エンジェルス地元メディアが大砲の加入期待「移籍の噂を信じていないファンは、いまから信じるべきだ」
ロサンゼルス・エンジェルスが“大砲獲り”に動いているようだ。複数米メディアによると、エンジェルスはボルティモア・オリオールズからFAとなったアンソニー・サンタンダーの争奪戦に名乗りを上げているという。 【画像】世界に衝撃を与える大谷翔平、日本代表や高校時代の秘蔵ショット大公開 エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』も、30歳のサンタンダーとエンジェルスを結び付ける報道に関心。現地1月5日の記事で、「エンジェルスがサンタンダーの争奪戦に参加していると報じた関係者にジョン・モロシ記者が加わった」と報じた。 「これまで、移籍の噂を信じていないファンは、いまから信じるべきだ。『Detroit Free Press』のエバン・ペゾルド記者は“サンタンダーと契約する最有力候補はエンジェルス”と報じ、『FanSided』のロバート・マレー記者は“エンジェルスがサンタンダーの獲得に動いているのは事実”と伝えた。また、『New York Post』紙のジョン・ヘイマン記者は“ピート・アロンソよりもサンタンダーのほうが可能性は高い”と見解を示し、さらに『MLB Network』のジョン・モロシ記者も“エンジェルスがサンタンダーの獲得に動いてる”と番組で語った」 スイッチヒッターの大砲サンタンダーを巡っては、トロント・ブルージェイズやデトロイト・タイガース、シカゴ・カブス、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスなどが興味を持っていると報じられている。 「外野スタンドまでボールを打ち込むサンタンダーの能力を、エンジェルスは切実に必要としている。ただ、オーナーのアート・モレノは、そんなにカネを積む気がないかもしれない。一方、24年に9シーズンぶりにプレーオフに出場したデトロイトは、得点力を向上させたいと考えているし、大谷翔平、フアン・ソト、コービン・バーンズ、テオスカー・ヘルナンデスらに高額を提示しながら失敗し続けているトロントは本気のようだ」 このように争奪戦で不利と思われているエンジェルスは、しかし、複数記者によると本命視されているという。 「サンタンダーと契約できれば、マイク・トラウトやホルヘ・ソレアとともにクリーンアップに据えるはずだ。サンタンダーの契約には1億ドル(約158億円)も必要ないと言われており、エンジェルスも獲得できる立場にいる」 24年にサンタンダーは、アーロン・ジャッジ(58本)、大谷翔平(54本)に次ぐMLB3位の44本塁打を放ち、自身初のシルバースラッガ―賞を受賞。そんな強打者の争奪戦を、はたしてエンジェルスが制することはできるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部