郡山市総合地方卸売市場で初競り 「福」願い福島県相馬市産トラフグの唐揚げ試食会も
福島県の郡山市総合地方卸売市場で5日、初競りが行われ、新年の活気を呼び込む威勢のいい掛け声が響いた。 水産棟には各地から運び込まれたマグロ、アンコウ、白子などが並んだ。午前6時に競りの開始を告げる鐘が鳴り、仲買人らが次々に競り落とした。マグロ取引の最高値は千葉県で水揚げされた77キロの本マグロ。1キロ当たり約4600円の値が付いた。 売場では相馬市産トラフグの唐揚げ試食会を初めて催した。「福」を呼び込む1年になるのを願い、来場者に出来たてを振る舞った。 競りに先立ち、郡山水産の遠藤一弥社長の手締めで消費拡大を祈願した。 青果棟にはトマトやシイタケ、コマツナなどの野菜やキノコが積まれた。郡山大新青果の初売り式では、阿部吉作社長が「新鮮で安心安全な食材を届け、一人でも多くの人を笑顔にしたい」とあいさつした。 (郡山版)