“特に甘い”と全国から注文 豪雪地育む「雪中キャベツ」 雪不足心配も…まとまった降雪で無事収穫
長野放送
豪雪地の特産品です。長野県小谷村伊折集落で雪の下から掘り起こす「雪中キャベツ」の収穫が始まりました。雪不足が心配されましたが、1月に入ってまとまった雪が降り、出来は上々ということです。 県内有数の豪雪地小谷村の伊折集落。住民が重機を使って60センチ以上積もった雪をかき分けていました。 そして、シャベルでさらに雪を掘るとー。 出てきたのは青々としたキャベツ。雪の下で一定期間育てた「雪中キャベツ」です。 根をはったまま雪の下に置かれたキャベツは、凍るのを防ごうと糖度を蓄えるため甘みが増まします。 とれたてを味見ー。 収穫した住民: 「ああ、甘い。いくらでも食べられますね」 伊折集落では住民が組合を作り、農産物を共同生産していて冬の主力が「雪中キャベツ」です。 今シーズンは、雪の降り始めが遅く、心配されましたが、1月に入ってまとまった雪が降り、無事収穫を迎えました。 伊折農業生産組合: 「年明け雪がなくて心配なところがあったんですけど、去年と同じく、上々の(出来)良い甘みがのって、特に芯の部分は甘みが強くおいしく召し上がれると思います」 この日は150個ほど収穫し、雪と一緒に梱包しました。伊折のキャベツは「特に甘い」と、全国から注文が舞い込むそうです。 収穫は1月下旬ころまで続きます。
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