磨け商魂「高校生株式会社」 大阪府立高4校がタッグし防災グッズ開発、経営から学び
高校内株式会社について詳しい高崎商科大の高見啓一准教授(経営学)によると、高校内株式会社は平成24年に鹿児島県指宿市の指宿商業高校を皮切りに、今回が8社目だが、「複数校での株式会社設立は私の知る限り初めてではないか」という。
高見氏は「国際競争力が低迷する日本では、課題発見・解決につなげるアントレプレナーシップ(企業家精神)を持つイノベーション人材の育成が急務だ」と指摘。また、教員の異動や予算面などで制限も出る公立学校だけでの取り組みと比べ、株式会社化により地域や企業など外部と連携することで互いの強みを生かした柔軟な活動ができる利点があるとした。(木ノ下めぐみ)