市民らの歓迎を受けて防府駅に到着した「瑞風」

　JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風」が23日、新たな立ち寄り先となった山口県防府市のJR防府駅に初めて停車した。駅では市民ら約1500人が瑞風を出迎え、歓迎した。 【動画】「SL人吉」のラストラン、大勢のファンが駆けつける

　瑞風は計5コースを運行しており、乗客は立ち寄り先で地域の文化や景観を楽しむ。防府に停車するのは、1泊2日の下関発―京都着の山陽コース（上り）で、運行は月に1、2回程度。3時間余りの滞在中、毛利博物館と毛利氏庭園を訪れる。

　駅ではこの日、地元の高校生が吹奏楽の演奏で乗客を迎え、祝いの餅まきが行われた。池田豊市長は「瑞風に選ばれた街ということで注目されると思う。期待を裏切らないようなおもてなしをして、観光を盛り上げていきたい」と話していた。