中村海人

　Travis Japanの中村海人が30日、都内で行われた映画『矢野くんの普通の日々』（11月15日公開）完成披露試写会に出席。スクリーンデビュー作となった本作で学校一のモテ男子を演じた撮影を振り返った。 【画像】完成披露の様子 　田村結衣の同名コミックを実写化した本作は、なぜか毎日ケガまみれになってしまう超不運体質な男子高生・矢野くん（八木）を主人公にしたラブコメ。イベントには中村のほか主演の八木勇征（FANTASTICS）、池端杏慈、白宮みずほ、新沼凛空、伊藤圭吾（龍宮城）、筒井あやめ（乃木坂46）、新城毅彦監督も登壇した。

　中村は、自身の役どころについて感想を問われると「学校一のモテ男子を演じるって難しいですね～」とため息。「僕自身、中学、高校とモテた経験がなかったので難しかったです」といい、隣で八木は「モテなかった風には見えない」と意外そうな表情。中村は「それこそ勇征くんの方がモテてそうですよ」と返したが、八木も「全然だよ」と否定し、モテることには揃って謙遜していた。

　中村は「モテるっていう感覚が今ひとつわからなかった」というが、「ドッジボールをするシーンで『きゃー』っと（女性たちに）言ってもらえた時に、モテるってこういうことなんだなって思いました。ステージに立っている時の『きゃー』とは違っていたんです。素で羽柴雄大のことが好きな女の子たちの『きゃー』をもらうとこんなにも嬉しい気持ちになるんだなって汗が止まらなくなりました」と振り返る。司会者からは「いい汗でしたね」と声をかけられたが、「いい汗だったけど、撮影をそれで止めてしまって、あまりいい汗ではなかったかも」と照れくさそうだった。

　撮影現場について中村は「キャストの皆さんに支えられて温かい現場でした」としみじみ。「朝、『おはよう』と言うとみんな、めちゃくちゃ素敵な笑顔で返してくれる。それが癒しになっていました。僕は27歳で出演者の中では年上の方だったんです。そんな中、みんなのフレッシュな笑顔や明るさに支えられて、まさにハートフル。毎日が楽しかったです」と充実した日々を噛みしめていた。（取材・文：名鹿祥史）