西田酒造店が初の最優秀賞 “伝統的酒造り”無形文化遺産登録にも期待! 東北清酒鑑評会・吟醸酒の部
RAB青森放送
今年度の新酒を審査する東北清酒鑑評会です。 青森市の西田酒造店が東北で1位にあたる最優秀賞を受賞しました。 青森市の「西田酒造店」では仙台国税局の中村局長が訪れて表彰式が行われ、西田社長が表彰状を受け取りました。 西田酒造店の大吟醸「金冠 喜久泉」は今年の東北清酒鑑評会の吟醸酒の部で東北で1位にあたる最優秀賞を受賞しました。 受賞した「金冠 喜久泉」は香りが高くキレが良く、なおかつ品のある味わいと旨みのあるお酒に仕上がったということです。 ★西田酒造店 西田司社長 「大変うれしいです 非常にうれしいです 東北6県の中でトップになれたということは本当に名誉なことで大変ありがたく本当にうれしく思っています」 「来年も連続で頂戴したい もしくはまた今度は純米酒の方でも最優秀賞を頂戴したいという野望を胸に、これからもがんばっていきたいと思います」 日本酒や焼酎、泡盛など日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に来月にも登録される見通しです。 1878年から続く西田酒造店の酒造りを受け継いできた西田社長は…。 ★西田酒造店 西田司社長 「インバウンド効果も非常に高くなってくるでしょうし(外国人の方に)できるだけ日本に来ていただいて、海外でというよりは来て頂いて日本酒 ユネスコに指定されるであろう日本酒の文化をこれを日本で楽しんでいただくと非常に良いかなと思います」 西田酒造店が吟醸酒の部で最優秀賞を受賞するのは初めてで、県内でも7年ぶりです。
新酒の仕込みも本格化 今年の仕上がりは…?
県内では、ほかに吟醸酒と純米酒の部であわせて5つの酒蔵が優等賞を受賞しました。 このうちの1つ八戸市の八戸酒造でも「陸奧八仙」が純米酒の部で受賞し、八戸税務署の星川署長が駒井社長に表彰状を手渡しました。 ★八戸酒造 杜氏駒井伸介常務 「去年よりはたいぶんよいコメがそれもちゃんと収量もそれなりにとれてきていますので、農家さんが作ってくださったお米を大事にお酒にしていきたいと思っています」 「陸奥男山」や「陸奥八仙」で知られる八戸酒造は今シーズンの酒造りを9月9日から始め、最盛期を迎えています。 今年も、もろみが順調に発酵していて良い仕上がりが期待されるということです。 搾りたての生酒は早くも出荷が始まっていて今月15日から店頭で販売されます。