競馬、ギャンブル、借金返済… 新たに3億4800万円 取引先への支払い水増し 建設会社で多額横領 元課長(53)を追送検
長野電鉄の子会社・長電建設で発覚した多額の横領事件です。すでに逮捕起訴されている元総務課長の男が新たにおよそ3億4800万円を横領していたことがわかり、4日までに追送検されました。 業務上横領の疑いで追送検されたのは、長電建設の元総務課長・小沼義博被告(53)です。 調べによりますと、小沼被告は2017年から2022年の間に務めていた長電建設の口座から自分が管理する口座におよそ3億4800万円を不正に振り込み横領した疑いです。 取引先への支払いの際、水増しして、会社の口座から引き出しその分を自分の管理する口座に入金していたということです。 1回につきおよそ300万円から1700万円ほどを横領し回数は40回に上ります。 小沼被告は容疑を認め、金は競馬などのギャンブルや借金返済に充てていたということです。 事件をめぐっては2023年9月、長電建設が4億6600万円を横領したとして刑事告訴。 小沼被告は2月までに1300万円余りの横領容疑で逮捕・起訴されていました。 警察が立件したのはこれまでに3億6100万円余りで、今後、さらに余罪を調べるとしています。