電力は風力・太陽光 石狩に再エネのみ使用のデータセンター
使用する電力を風力や太陽光といった再生可能エネルギーだけで賄う新たな「データセンター」が石狩に完成し、きょう報道機関に公開されました。 京セラの子会社、京セラコミュニケーションシステムは先月、石狩市内にゼロエミッション・データセンターを開きました。延べ床面積はおよそ5300平方メートル、受電容量は2メガワットから3メガワットです。特徴は、施設内で使う電力を全て再生可能エネルギーで賄う点です。石狩湾新港の洋上風力発電設備と4万平方メートルの敷地内に設置した太陽光発電設備からの電気をもとに施設を運営します。発電量が安定しない場合には、施設内にある蓄電池を使って電力を賄います。黒瀬社長は「なんとしても再エネを雇用や地域の仕事につなげる仕組みをつくり、地方の理解を得る形にしないと再エネ促進への理解が広がっていかない」と再生エネルギー100%で運営する意義を語りました。 現在、地元の若者を対象に採用活動を進めていて、来年夏ごろまでに20人から30人ほどの雇用を目指しています。