加賀地方で早朝に震度3 震源地は金沢直下を走る活断層のすぐそば…関連性は?
テレビ金沢NEWS
6日朝に石川県の小松市や白山市などで震度3を観測する地震がありました。震源の近くには大地震を引き起こす可能性がある森本富樫断層帯もあり、関係機関では地震への備えを呼びかけています。
6日朝6時42分ごろ、小松市や白山市などで震度3、金沢市でも震度2を観測した地震。地震の規模を示すマグニチュードは3.8と推定されています。
この数年、石川県内の地震の多くは能登で起こっていましたが、この震源は野々市市。今回の地震との関連はまだ分かっていませんが、実は、その付近には金沢に向かって伸びる活断層があります。
金沢市危機管理課・中谷 裕一郎 課長: 「森本富樫断層がもし仮に動いたら、最大震度7が起き得るのではないかというような国からの調査の報告書などを踏まえて、人的被害に関しては要救助が必要な方など約1万2000人近く、最大で想定しておりまして」
全長、約26キロ、3つの断層で構成される「森本富樫断層帯」。将来、活動する可能性がある「活断層」で、その大部分が金沢の直下にあります。
政府の研究機関の評価では、断層帯が最後に活動したとみられるのは1600年から2000年前。次にいつ活動を始めてもおかしくない状況だとしていて、金沢市で、日頃から地震に備えるよう呼びかけています。 金沢市危機管理課・中谷 裕一郎 課長: 「やはり地震はいつ来るか分からないというところがあるので、避難場所のルートの確認、3日分の食料や水といったものを普段から準備する」 このほか、金沢市では、倒れる恐れのある家具を固定しておくことや上から物が落ちてこない場所で就寝してほしいとしています。