【独自】「乗ってる感じ慣れてるな」軽トラの荷台に無許可で4人乗り 縁に立ちあおる危険行為…荷台の人も罰金や過料対象に
荷台に4人の人物を乗せて走行する軽トラック。目の前で繰り広げられた危険運転の瞬間を、後ろを走っていたドライバーが語った。 【画像】軽トラの荷台で危険行為 太鼓運搬も4人が同乗…喫煙も
「乱暴な運転」…後ろには人が立っていた
阪神高速道路の高架下にある片側4車線の道路を走っていると、赤信号で停車したところ、前の軽トラックの荷台に4人の男が乗っていたのだ。 後ろを走っていた人は「危ないし、でも乗ってる感じ慣れてるなと思ったんで、これはダメだろうと思った」と話す。 荷台に座る黒いシャツを着た男はスマートフォンを触りながらタバコを吸っている。 荷台に大きな太鼓を乗せているため、残りの3人は「アオリ」と呼ばれる囲いの部分に立っていて非常に危険な状態だ。 信号が青に変わり右折しようとする軽トラックの荷台で、白いTシャツの男は左手を大きく振り、煽るようなしぐさを見せていた。 危険な運転が目撃されたのは、南海電鉄・岸和田(きしわだ)駅から1.3kmほどの場所で、高速道路の出入り口があるため、普段から交通量の多い幹線道路だ。 軽トラックの後ろを走行していた男性は、当時の状況をこう話す。 後ろを走っていた人: すごい勢いでカーブをグイーンって回ってきて、「乱暴な運転いるな」って後ろ見たら人が立っていた。 危険な状況はさらに続いたという。 後ろを走っていた人: 信号待ちのときにしゃがんでいたのに、青(信号)になった瞬間、立ち上がって手で煽るような行為をしていたとき、「えっ絶対落ちるだろう」みたいな。靴はサンダルだったし、荷台の中に立ってるんじゃなくて縁に立っている状態だったので。危険だし、見た感じ若い子だったので落ちたら助けるしかないなって気持ちで走ってました。
後ろに乗っている人も罰金または過料
この危険な運転について、道路交通法に詳しい高山俊吉弁護士は「貨物を看守(見守る)するために必要な最小限度の人員以上のものを荷台に乗車させて運転したら処罰の対象になる」と指摘する。 また、警察署長の許可がある場合は荷台に乗ることが可能だが、警察によると今回の軽トラックに許可は出していないという。 高山法律事務所 高山俊吉弁護士: (ドライバーが)安全運転義務違反が問われると、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金です。後ろに乗っているこの4人も2万円以下の罰金または過料になります。 (「イット!」5月27日放送より)
イット!