ヤマハ発動機、日髙社長が辞任 渡部会長が社長兼務 10月1日付
ヤマハ発動機は30日、渡部克明会長が代表取締役社長兼社長執行役員を10月1日から兼務すると発表した。日髙祥博社長は一身上の都合を理由に30日付で辞任。渡部会長の社長兼務と同時に、設楽元文取締役兼上席執行役員が代表取締役兼副社長執行役員に昇格する。 今回の異動に関して日髙氏は「家族のケアに専念したいとの考えに至り辞任する。ステークホルダーの皆さまに迷惑を掛けることにならないかと大変悩んだが、渡部会長をはじめとする経営陣に私の意思を理解していただいた」とコメントを発表。16日には、日髙氏が自宅で娘に切りつけられる事件が起こっていた。 一方、渡部会長は「日髙社長の強い要望を尊重する形で辞任を受け入れた。関係の皆さまは、日髙社長を温かく見守っていただきたい」とし、「後任として大役を引き受けることになったが、現中期経営計画の総仕上げ、2025年からの次期中計の策定と実行に向け、経営の舵取りを行っていく」とのコメントを発表した。
電波新聞社 報道本部