越中大手市場22周年 買い物、飲食にぎわい 公式グッズ初登場
●11月24日トランジットモール 富山市中心部の大手モールの定期市「越中大手市場」は27日開かれ、市民らでにぎわった。開催22周年を迎え、記念に行われた抽選会には初の公式グッズが登場、景品を受け取った家族らが歩道に並ぶ露店で買い物や飲食を楽しんだ。 43店舗が出店し、富大経済学部の学生による「防災かるた」体験や地元食材を使った飲食店などが会場をにぎわせた。家族5人で訪れた富山市婦中町の清水洋介さん(40)は「個性的な店が多く、来る度に新しい発見があって面白い」と話した。金魚やメダカを販売する「BLUE&GREEN」(射水市)は初めて出店し、来場者が色とりどりの魚に足を止めた。 公式グッズは、市場のキャラクター「風の子」をデザインしたトートバッグで、大手モール広場で行われたくじ引き抽選会の景品として30個が用意された。バッグを引き当てた富山市総曲輪の田邊里美さん(56)は「シンプルですてき。市場を巡るときに使いたい」と笑顔を見せた。 越中大手市場は3~12月に毎月開かれている。次回の11月24日と来年3月には、今年度から富山新聞社を事務局に民間主導となった「トランジットモール」が実施され、人と路面電車のみ行き来できる通りに多彩な店舗が並ぶ。次回は自衛隊富山地方協力本部による能登半島地震や奥能登豪雨のパネル展示、富大吹奏楽団の演奏を予定している。