「IME ツールバー」の愛用者に朗報、アプリの全画面表示中に隠す機能がテスト開始
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。 【画像】「Microsoft IME」の状態(ON/OFF、入力モード)がわかりやすく、手書きパッドや辞書ツールへのアクセスも簡単になる 「Microsoft IME」の状態(ON/OFF、入力モード)がわかりやすく、手書きパッドや辞書ツールへのアクセスも簡単になる「IME ツールバー」を愛用するユーザーは少なくないだろう。既定では無効化されているが、タスクトレイのIMEアイコンから右クリックメニューへアクセスすると簡単に有効化できる。 しかし、アプリをフルスクリーン表示にすると邪魔になることがあるのが玉に瑕だ。たとえばゲームをプレイしたり、スライドショーで思い出の写真を楽しんだりする場合は、「IME ツールバー」が目ざわりとなる。 そこで、日本語や中国語で「IME ツールバー」を有効化しているユーザーを対象に、アプリがフルスクリーン実行されている間は「IME ツールバー」を非表示にする機能が導入される。この変更は、米国時間11月4日にDevチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26120.2213(KB5045885)から、段階的に展開されるとのこと。興味のあるユーザーは、[Windows Update」設定ページの[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]というチェックボックスをONにしておくとよい。 なお、このビルドではオンスクリーンキーボードのゲームパッドレイアウトが一時的に無効化された。2024年10月プレビューパッチにも含まれていたが、導入は延期されそうだ。 幸いいくつかの問題に対処すれば再有効化される見込みだが、「Windows Insider Program」でテストされる機能は製品版OSに導入されるとは限らない点には注意したい。
窓の杜,樽井 秀人