ソフトバンク・小久保裕紀監督、交流戦V9逃すも「母校対決は勝ちました」
(日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク1ー4阪神、3回戦、ソフトバンク2勝1敗、16日、みずほペイペイ)交流戦9度目の優勝を逃したソフトバンク・小久保裕紀監督(52)はサバサバしていた。 「最後まで優勝の可能性があっただけでも、想定外です」 慣れないセ・リーグとの戦い、DH制のない戦いに「五分でいい」と勝敗ラインを設定していた。ところが12勝6敗で、チームの貯金も22にまで伸ばした。納得の表情だ。 「投手陣が頑張ってくれました。3週連続6連戦を乗り切ったことも大きい」 交流戦前に1度しかなかった6連戦。日程に恵まれたホークスとしては、今季最大の難所も越えたことになる。もちろん、本音は勝って締めくくりたかったはず。「監督対決は負けましたが、母校対決は勝ちましたので」。岡田監督の母校・早大を、自身の母校・青学大が破って大学選手権連覇。いい話題を持ち出して、笑顔でリーグ戦再開に目を向けていた。(上田雅昭)