隠居生活するはずが人気スポット開発しまくる76歳 のんびり移住生活が街の有名人に 東栄町
愛知県の北東部・奥三河エリアにある東栄町は、街の90%が森林という大自然に囲まれたのどかな街。夜には美しい星空も楽しめることもあり、最近ではのんびりとセカンドライフを過ごす移住者も増えているそうです。 【動画】隠居のはずが人気スポット開発しまくる76歳 御年76歳の本村健兒さんも、隠居ライフを満喫しようと東栄町に移住した1人。しかし隠居生活を謳歌するつもりが、東栄町の有名人になってしまったそう! のんびり移住ライフとは無縁の大活躍ぶりが明らかになりました。
隠居するはずが工場を建設
みよし市に本社工場を構えるモトムラの会長・本村さんは、定年退職をきっかけに11年前に東栄町へ移住。故郷である熊本県の自然豊かな場所と似た環境で、のんびりと隠居ライフを満喫したいという思いから、東栄町を移住先に選んだといいます。 しかし、移住して間もなく、町長の頼みを受けて東栄町に工場を新たに建設。工場の内装や高速道路の鉄骨の製造を手がけるようになりました。
街に新たな産業と雇用を生み出した本村さんは活躍の場をますます拡大します。工場の隣には焼き肉店を設け、本村さん独自のネットワークで仕入れた上質な肉を提供。他店では食べられないと、県外から足を運ぶお客さんがいるほどの人気ぶりです。
現在は昼の社員食堂も一般に開放。お値打ちの日替わりランチや、豪快な国産サーロインステーキも町民たちに大人気! 東栄町の貴重な飲食店として、街の人たちの胃袋を満たしています。
隠居するはずが次々と事業展開
さらに本村さんが始めたのが、原木シイタケの栽培。敷地内には2万本ものシイタケの原木があり、食感と風味が強いおいしいシイタケが育っています。手間がかかる原木シイタケですが、そのおいしさは一級品。今では東栄町の新しい名産品として、ふるさと納税の返礼品にも選出されるほど「本村さんのシイタケ」は有名になりました。
街の活性化に大活躍!
そんな本村さんが地元の猟師に頼まれて始めたのが、鹿被害の対策施設。捕獲した鹿肉を動物園などにエサとして卸すほか、一部は犬用ジャーキーに加工して近隣の道の駅で販売も行っています。