森本慎太郎(SixTONES)不安だった撮影「流星くんが支えてくれた」
横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎(SixTONES)、山田杏奈、山田孝之、藤井道人監督が29日、都内で行われた映画『正体』 公開初日舞台挨拶に登壇。公開を迎えた本作への想いや撮影裏話を語った。 【写真】森本慎太郎、映画『正体』 公開初日舞台挨拶の模様 原作は、染井為人による傑作小説「正体」。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたが脱走し潜伏を続ける主人公。脱走した殺人事件の容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々との取り調べから、まるで別人のような新たな人物像に出会う様を描くサスペンスエンタテイメント作品。本作のメガホンをとったのは、『余命10年』(2022年公開)、『青春18×2 君へと続く道』を手がけた藤井道人監督。 舞台挨拶には、逃走を続ける主人公:鏑木を演じた主演・横浜流星をはじめ、鏑木の無実を信じる沙耶香を演じた吉岡里帆、鏑木を犯人ではないかと疑う和也を演じた森本慎太郎、鏑木に恋心を抱く舞を演じた山田杏奈、鏑木を追い詰める又貫を演じた山田孝之、キャスト陣が登壇。 公開初日を迎え森本は、「それぞれこの映画のメッセージを受け取って、いろいろ思うことがあると思います。その思いを持ちながらもう1回観てください。また受け取り方が変わります。この映画のすごい力をまた感じ取っていただきたいと思います」と観客に呼びかけた。 本作を初めて観た時の感想として森本は、「信じるってなんなんだろうとか、いま自分が置かれている現状はどうなのかなど、映画を観終わった後の帰り道で、今までの人生を遡っていろんなことを考えました。それほど考えて何か振り返られる作品というのは、そんなに出会ったことがなかったので、新しい出会いに感謝だなと思いました」と明かした。 また、吉岡里帆は鏑木と和也がお酒を交わすシーンが衝撃だったと話す。吉岡は、「鏑木は18歳で死刑囚になっているので、青春時代を奪われている。そんな彼が(和也から)初めてお酒を飲む“友達になろうよ”って言われるピュアなシーンにグって(心を)つかまれちゃって、いい映画だなってシンプルに思いました」と述べると、森本は、「嬉しいです。やった~!てっ感じです」と無邪気に喜ぶ。 また、そのシーンをどのように作っていったのかと聞かれた森本は、「僕自身、毎日毎日これで大丈夫なのかとか、すごく不安でモヤモヤもあった中での撮影だったのですが、流星くんがすごく支えてくれてたっていう記憶があります。また、あのシーンは何か狙って作ったという感じではなく、藤井監督に導いてもらったというのがすごく強いです」と撮影を振り返った。