「将来は河村勇輝選手のように」…高いポテンシャルを示した三股の2選手に注目
ロケットスタートに成功するもペースを握られ苦戦
1月5日、武蔵野の森総合スポーツプラザで「京王 Jr.ウインターカップ2023-24 2023年度 第4回全国U15バスケットボール選手権大会」が開催。大会2日目目を迎え、シードチームが続々登場。女子第1シードの樟蔭中学校(大阪府)に三股 RED WINGS(宮崎県)が対戦した。三股は1回戦で西予オールスターU15(愛媛県)に74-45で快勝している。 樟蔭中学は一昨年の全国中学校大会(全中)で準優勝、対する三股は昨年の全中で準優勝したメンバーが主力を務めるという強豪チーム同士の対戦は、試合開始から高いレベルの攻防が繰り広げられた。先手を取ったのは三股。ポイントゲッターの小玉愛莉と蔵満莉緒が果敢にリングにアタック。小玉は3音の3ポイントシュートを含む17得点をマークすれば、蔵満は8得点4アシストとチームをリードすれば30-15とロケットスタートを見せた。 しかし、ここから樟蔭中学の反撃にあう。次第に三股のオフェンスを見定めたように守りを固めていくと、特にシュートへのチェックが厳しくなりフリーで打てるケースが少なくなっていった。 前半は41-33と8点リードで折り返したが、第3クォーターに入るとタフショットを強いられる展開に。ディフェンスでは樟蔭中学のゴール下の合わせた速攻を止められず逆転を許すと、このクォーターを5-21とされ、反対に46-54と8点のビハインドを背負ってしまう。 試合後、メディア対応した三股の横山祥子ヘッドコーチが「出だしは集中していて良かったと思います。ただ、地力があり底力のある樟蔭さんだけに追い上げられて。第3クォーターに入ると迷い始めて、(リングではなく周囲の)人を探し始めてしまいました」とコメント。 三股は最後まで諦めずに樟蔭中学を追い上げるも逆転までには至らず。66-87のスコアで敗れ、昨夏の全中に続いての上位進出の道は閉ざされた。