北日本は雨長引く 台風7号は発達しながら北上 週後半は東日本中心に影響か
台風5号から変わった熱帯低気圧の影響で、北日本はあす14日(水)にかけて雨の強まる所がある見込み。東北の太平洋側は土砂災害の危険度が高まっている所があるため、引き続き十分な注意が必要となる。関東から西は猛暑が続くが、午後は局地的に雷雲が発達する見通し。そして、きょう(火)未明、日本の南で発生した台風7号。今週後半は、こちらの台風の動きに目が離せない状況が続きそうだ。
北日本は雨長引く
北日本は動きの遅い熱帯低気圧の影響で、あす(水)にかけて断続的に雨が降る見込み。局地的に雷を伴い激しく降るため、引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に十分な注意が必要だ。また、湿った空気が流れ込み、かなり蒸し暑くなっている。午後は北日本の内陸で、気温が33℃前後まで上がる見込み。
猛暑と雷雨
関東から西の各地は、きょうも最高気温が35℃を超える地点が多く、東海、近畿、九州北部は38℃前後まで上がる所がありそうだ。気温の上昇で午後は大気の状態が不安定となり、東日本の内陸を中心に、にわか雨や雷雨がある見込み。局地的に激しく降るおそれがあるため、道路の冠水や落雷、突風に注意が必要だ。
台風7号 発達・北上
日本の南にある台風7号は今後も発達しながら北上し、あす(水)夕方~夜に、小笠原諸島に最も接近する見込み。小笠原諸島は今夜から雨が強まり、次第に波も高くなりそうだ。この方面は、15日(木)にかけて、高波や大雨に警戒が必要となる。
台風7号は15日(木)以降、伊豆諸島や東日本に近づく見通し。現在の予想進路では、強い勢力となって北上を続けるため、関東など東日本の太平洋側で、16日(金)~17日(土)に大きく影響を受けるおそれがある。お盆休み終盤で、人の移動がとくに多い時期でもある。最新の台風情報や、交通情報に注意するようにしたい。 (気象予報士・高橋和也)