人を飲み込む?──25自治体が“ブラックホール型”ナゼ 増田氏「働き方改善が重要」 744自治体「消滅可能性」…対策は?
■専門家「問題を理解して魅力向上を」
藤井キャスター 「自治体の具体的な支援が良い影響を与えているという例ですね」 小栗委員長 「人口戦略会議メンバーである明治大学の金子隆一特任教授は『各自治体が人口が流出していることが問題なのか、子どもが増えないことが問題なのか理解して、その地域に合った対策や工夫をして魅力を高めることが大切だ』と話しています」
■板垣さんに聞く…人口減への向き合い方
板垣李光人さん(俳優・『news zero』水曜パートナー) 「人口も減って日本はどうなってしまうのか、将来に正直不安は感じています。今この瞬間も物価高や円安もあり、漠然とした不安はとても感じています」 「ただ、人口減少の対策だけではなく、例えばアニメなど日本の強みとなる産業を底上げして日本の武器を磨き、存在感を高めていくようなことも同時に進めていってほしいなと思います」 藤井キャスター 「特徴的なまちづくりが必要になるかもしれませんね。人口戦略会議は、このまま対策をしなければ、76年後の2100年には人口は6300万人になってしまうと提言していました。これは今の人口の半分です」 「ただ、それぞれが必要なことをすることで、8000万人で食い止めることも可能だとしています。それでも8000万人。私たちはその頃生きていないかもしれませんが、今を生きる私たちの行動が、未来の人たちの生活のカギを握っているとも言えそうです」 (4月24日『news zero』より)